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DATA:お座敷 ゆき乃恵
●〒192-0085 八王子市中町10-9
●電話042-622-1261
●定休日:日曜日
●営業時間11:30〜14:00(火・木曜日のみ)・18:00〜22:30
●JR八王子駅北口徒歩5分/地図



八王子の店長さん、お元気ですか?
No.04
お座敷のココロ、わかります?


 「はんなり過ごす、八王子の奥座敷」
 お座敷“ゆき乃恵”さんのパンフレットにあるキャッチコピーです。「はんなり」とは、上品で華やかな様。ぱっと明るい様。主に関西地方で言う。「〜とした味」「跡へ〜入花の茶びん後/浄瑠璃・今宮心中(上)」と、大辞林第二版(三省堂)にあります。なるほど。お座敷内のレトロ感が静謐な上品さを増しているかのようです。
 お座敷"ゆき乃恵"の経営者であり、置屋“ゆき乃恵”の女将である恵さんにお会いしてきました。八王子の芸者さんとして超有名人ですから、いろいろなものでお顔は拝見していました。先日の八王子まつりでは追っかけ写真を撮っているので、何だか知らない人には思えません。だって、目の前に端正に正座しているご本人が居られるんですもの! 勝手にそう思いたくもなります。思わず編集子も正座してしまいましたよ(笑)。
 女将については、後尾明子さんが街はぴで優れた文を書いておられるので、こちらはひたすら女将の印象を捉えたいと思います(手抜きってわけではないですよ、はい)。



編集子:先日の八王子まつりで芸者さんの写真を撮ったんですが、ホームページに掲載してよろしいですか?
女将:芸子たちの励みにもなりますからぜひお願いします。どんな写真が撮れました?

 これなんですけど、とホームページ用にレイアウトしたプリントを、おずおずと女将にさしだす編集子。すると、
 「あらいつの間にこんなところを。私も写真ほしいー」
 意外とお茶目だ。もちろん即答でお届けしますと答える編集子。ペースは完全に女将に渡っていた……!?


 とにかく、話が早いのです。編集子の言わんとすることが、国会の質疑応答書みたいに、すでに目を通されているような、そんな気がしてしまいました。美人のうえに、聡明で頭の回転が早い。編集子の写真もしっかり褒めていただきました。うーん、おさえどこを心得ていらっしゃる。

女将:八王子の芸者は、街全体で盛り立てていただいてます。お祖父様のお誕生日だからと一般のご家庭に呼んでいただけたり、商店街の催し物などに参加させていただくなど、可愛がっていただいてます。有難いですね。


編集子:今後、芸者さんたちの普段の生活や、お稽古の写真を撮っていきたいのですが、よろしいですか。
女将:イベントのようなものがある時にお知らせすればよろしいんですね。都合のよい時にいつでもどうぞ。

 ということで、編集子は定期的に芸者さんの写真を掲載していく予定……というか、ファンクラブを立ち上げようと思ったのであります(笑)。
 とにかく、前向き、軽やか、てきぱき、気さく、そして爽やか。それが女将の印象でした。きっと、楽しいお座敷遊びを披露してくれることだろうと、いつか編集子も“すず香”に客として来ようと思うのでした。桑アイスも美味しかったしなあ。


 結局、編集子の未熟のため、まともなインタビューにはなりませんでした。が、女将の素敵さに直に接することができたので、読者の皆様には申し訳ないですが、大満足。これ以上お店の邪魔をしてはなるまいと、引き上げることにあいなりました。

編集子:今日はお忙しいところを有難うございました。また来ます。
女将:写真、必ずくださいねー(笑)。





取材と写真:マニエリストQ/08年8月12日■
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