08年9月27日、28日、オーストラリアで、カウラ市桜祭りと戦没者合同慰霊祭が行なわれました。めぐみ、まどか、あやめ、小太郎、菊乃の総勢5名の八王子芸者衆が「日本文化を紹介したい」と東海大菅生高校創立25周年記念訪問団の一員として同行、日本舞踊を披露しました。東海大菅生高校(あきる野市)は、5年間で計1500本のユーカリや松の木を植樹する協定をカウラ市と結んでいます。その時の模様が讀賣新聞多摩版で「芸者衆 慰霊と友好の舞」と題して詳しく紹介されました。 カウラはシドニーから西に約320キロにある街。第2次世界大戦中の1944年8月5日、日本人捕虜900人余りが収容所から脱走をはかり、約230人がオーストラリア警備兵に射殺され、警備兵4人も犠牲になりました。戦後、カウラの市民たちによって彼らの遺骨が墓地に埋葬され、今日まで管理されてきたのです。 「影を慕いて」の音楽テープに合わせた、めぐみさんの踊りに涙ぐむ人も多く見られたそうです。